このようなページを正直な気持ちで設けた事により「トラブルは一件もありません」と謳っているサロンさんよりも損をしているかも知れません。
ですが、お客様に真実をお伝えする事の方が重要だと思い、ページを作らせていただきました。
他のサロン様では「うちではトラブルは一件もありません」と堂々とおっしゃっていると思いますが、私のような弱小サロンでも、このように事例はございます。
正直にお客様にお伝えするかしないかは、経営者の人間性に掛かっているかと思います。
以前出したフリーペーパー100本コースでいらしたエクステ初心者のお客様の事例です。
この時は60本でも80本でも、とにかく100本までは同じ金額という設定でのクーポンでした。
初めてエクステをお付けになる方ですので
・60~80本程度が無難
・太さは標準サイズの0.15ミリ程度が無難
というご提案をさせていただきましたが、
「お金が一緒なら、太いのを1本でも多く付けてください。
時間ないんで(ごちゃごちゃ言ってないで)とっととやっちゃってください」
との事で、お客様のご希望通りにお付けしました。
しかし、仕上がりにお客様ご自身が驚きになって
「こんな派手にするつもりじゃなかった!
チンドン屋みたいで、こんなんじゃ外を歩けない!!
まるで仮装行列じゃないの!」
・・・事前にシッカリとご説明しましたのに、このような結果になってしまいました。
オフ代金が掛かる事をお伝えいたしましたら
「それじゃ、このままでいいです」
とおっしゃられて、お客様はお帰りになりました。
技術者として、初心者の方に、強くご提案できなかった私が悪かったのだと思います。
条件は上の事例と全く同じで、エクステ初心者のお客様がクーポンでいらした時の事例です。
「同じ金額なら100本付けて。パッとしたいから。」
とのご希望で、100本を付けさせていただきました。
しかし付け終えると
「こんな派手になるはずじゃなかった!
子供に何を言われるか分からないからタダで短いのに付け直してよ。」
無料でそのような事は無理ですとお伝えすると
「じゃあこのままでいいわ。」
との事で、お帰りになりました。
こちらの例も、お客様のご希望通りにお付けしてしまった私の責任です。
この2件から、エクステ初心者のお客様には60~80本までしかお付けしないポリシーを持ちました。
エクステ歴1年のブランクがあるお客様の事例です。
全体的に同じような密度で付けると付けマツゲのようで嫌なので、真ん中だけボリュームを出して欲しい・・・とのご希望でした。
私からのご提案は、60本や100本で本数制限を付けて、真ん中のみ太いサイズのエクステを付けるよりは、140本コースという事にしますが実際は付け放題のような形にして、太さは0.15ミリサイズのものを真ん中だけ密度を濃くして付けられる所には全てお付けする・・という方法でした。
お客様にも太いエクステをご確認いただき、これよりは標準サイズで・・と、ご納得いただきました。
カールや長さも鏡でご確認いただき、1ミリ単位で決めさせていただきました。
しかし、仕上がりには
「これはおかしい。無いわ」
との事で、
「ところどころで外してください」と。
そうなると、付いているエクステ自体も取れやすくなりますが・・・とご提案をして、結局は
「気に入らないので全部外してください」と。
一年間のブランクという事は、エクステ初心者さまと同じという風に思わなくてはいけなかったのですが、経験者様という概念が頭にあった事。
鏡でご確認いただいてミリ単位でご相談して合意いただいた事に甘え、付けている途中経過でのご確認をしなかった点、などが、今回の私の反省点です。
お客様は掛かった料金、全部お支払いになるとおっしゃって下さったのですが、完全に私の落ち度ですので、それはいただけませんとお断りしました。
しかし、美容関係をやってらっしゃったお客さまで、私の立場もすごく良く分かるとおっしゃって、無理やりに五千円を置いていってくださいました。
お帰りになってすぐ、コンビニからお詫びの品物を取り急ぎ送らせていただきました。
たぶんお荷物到着のお時間だと思うのですが、翌日に一度お電話いただきましたが接客中で出られませんでした。
折り返しお電話させていただいたのですが、何十回コールしても私からの電話には出ていただけず・・・。
もしかしたら、口では「大丈夫ですよ」と言いつつも、とても不愉快な思いをさせてしまったかも知れません。
大変申し訳ございません。
こちらの事例から
・カウンセリングのお時間はシッカリ取る事
・たとえ経験者様で100本、140本コースでご納得いただいた場合でも、必ず60本、80本など、途中経過でご確認いただく事
を自分の中で決めました。
お客様の貴重なお時間を無駄にしたくありません。
お急ぎのお客様からのご予約はお受け出来ませんので、ご了承下さい。
どこかの部族のならわしでは、まつげが無い女性がモテる・・・というのをテレビでご覧になり、最近モテないからゲン担ぎで・・・と、ご自分のまつげを根元からカットしてしまわれたお客様の事例です。
実際、まつげが全くないとモテる以前に「変」と娘さんに指摘されてしまい(こちらのお客様、お子様もいらっしゃってご主人もいらっしゃいますが、とにかく恋多きモテ人生のお方です)友人経由で慌てて私のところにいらっしゃいました。
まつげを確認してみると、1~2ミリ程度しかありませんでした。
これでエクステを付けてトラブルになったら完全にこちらが悪いので、とても断りたかったのですが、電車を乗り継いで私のところまでいらしてくれて、かなり困ってらっしゃるし友人からの紹介ですので、何とかやってみましょうと、エクステをお付けする事に。
根元ギリギリに付けるしかなくて、本当に大変でしたが何とか付け終わりました。
お客様からは「これで普通の顔になった~」とお喜びいただけました。
私も、無事に付け終え、ほっと一安心でした。
しかし翌日「まぶたが腫れた」とのご連絡がありました。
すぐに病院へ向かって下さい、診察代はこちらで持ちますので・・・とお返事したのですが、その翌日「治ったから大丈夫。お騒がせしました~」との事で、事なきを得ました。
こちらの教訓から、体調不良の方、まつげが1~2ミリ程度の方(あれ以来、そのようなお客様には当たりませんが・・・)にはどんなに懇願されても絶対にお断りしています。
まつげエクステのトラブルではございませんが、ご予約時、詳しい道順をお知らせしようとしたところ「そんなの地図見れば分かるんだから、適当に向かいます」とおっしゃられたお客さまがいらっしゃいました。
ご予約のお時間にお待ちしていても、30分以上遅刻されて、いらっしゃった時にはかなりお怒りになっていました。
「地図見てもわかんないし、何て分かりずらい場所なの?こんなに迷ったの初めてなんですけど!」
「みなさん、地図を見て分かりやすいとおっしゃいますが、どちらの地図をご覧になりましたか?」
「ホームページの地図だけど?」
「そちらには、お写真付きの道順が載っていたはずです。あちらをみなさん確認されて、分かりやすいとおっしゃっていただきますので、別のものをご覧になったのではありませんか?」
「ホームページの写真と地図だけど!こんなわかりずらい店初めてなんですけど!」
と、こちらもどうしたら良いのか分からないくらいにお怒りのお客様でした(昨年末に出させていただいた格安クーポンでの事例)
格安クーポンのお客様は、良い方もいらっやいましたが、このようにマナーが悪い方のイメージが強すぎましたので、今後二度と出す事は無いかと思います。
ちなみに、こちらのお客様はご自身の遅刻を棚にあげて、私に謝罪させたかったようです(地図や写真が分かりづらくて申しわけございません、と謝らせたかったようです。でも、筋違いでしたので私はこの件に関しての謝罪はしませんでした)エクステの確認時、わざと指でお触りになったり、こうじゃない、ああじゃない、と、どこか上げ足を取って、全てに不満をぶつけようと必死のご様子でした。この件からも分かるように、いちゃもんを付けて、何かしらのサービスを無料で付けさせるつもりだったのだと思いますが、その方に対して筋違いの事には一切応じませんでした。
ご不満をぶつけたいならぶつければ良いと、ご自由にしていただきましたが、知性のある方と、そうでない方の差は歴然です。
まだ若い方でしたが、いつかこの日の事が、めぐりめぐってご自身に返ってくると思います。親御さんの育て方も何か間違ってらっしゃったのかな・・・と、その方を不憫に感じてしまいます。
自分自身も品位ある人間になろうと努力させていただいているので、このようにマナーの悪いお客様との関わりは失礼させていただいております。ご了承下さい。
※他のお客様は、皆さんとても良い方ばかりでしたので、誤解なきようお願いいたします。私もこんなお客様は初めてでしたので、事例として書かせていただきました。
主人が存命中からフェイシャルコースで通って下さっていて、このお客様からでしたらボディトリートメントの依頼があっても大丈夫かな?と、私一人の時にボディのご予約を受けてしまった時の事です。
オイルトリートメントは詰まっている部分は痛みを感じますが、痛みで出すお声というよりも、常にあえぎ声・・・。笑って対応させていただき、次回にはお客様には悟られないよう、男性スタッフやエステテシャン仲間に事情を説明し、別部屋で待機してもらい、その時にはラジオ波ボディをさせていただきましたが、この時にも喘ぐ必要の無い時に、明らかに喘ぎ声を出されていました。
エステ仲間からは、エステルームのドアを半開きにするようにしないと!ときつく注意をされました。いくらオバちゃんエステテシャンの私が相手だとしても、それは明らかなセクハラ行為だと感じましたので、心身ともにかなりストレスを受けてしまいました。
その方以外の女装娘さんたちは、ボディの時には「一対一でのトリートメントなので、福島さんが嫌な気持ちにならないように気をつけますね」とおっしゃって下さる方がほとんどでしたのに・・・。喘ぐお客様は、女装者の立場向上運動をたくさんなさっている方でしたのに本当に残念で仕方ありません。
女装者さんだからといって、他のサロンさんのように高額な料金はいただきたくないですし、通常の女性のお客様と同様に接していました。
それでセクハラがエスカレートしてしまったのだと思います。
私みたいなオバちゃんが相手でも、とにかく喘ぎ声を誰かに聞いてもらえる場があるなら、誰でも良いんだなと痛感いたしました。オバちゃんでも危険な事ってあるんだなと知りました。
この件があって以来、男性料金の設定を作らせていただきました。
男性料金分は、女装娘さんと私が一対一にならないように別部屋で待機していただくスタッフに渡す賃金です。
昔からの女装娘友達にこの一件を説明しましたら、本当に残念がっておりました。
一部の方の心無い行為が、女装娘さん全体のエステに対する敷居を高くする結果になってしまいました。
うちの料金は、通常の女性用エステサロンさんと比べても、とにかくリーズナブルに設定しておりますし、女装娘さんだからといって特別料金をいただく事もなく、皆さんに気持ち良く通い続けていただきたかったのに、今回は本当に残念で仕方がありません。